2007年7月21日土曜日

領空侵犯

 金曜日。夕方からJPMorganにて「金融カンファレンス」というのが開かれ、JPMorganのエコノミストやアナリストの方々が、今度の選挙で議論になるはずだった(年金問題で扱いが小さくなりすぎ)日本の金融機関の競争力向上や規制緩和に関する見方をプレゼンテーションされました。

 場所は「TOKIA」こと「東京ビル」。

 東京駅と有楽町駅の間。三菱東京UFJ銀行(名前長い)本店の隣にあるビルです。

 このビルの上層階にJPMorgan様が入っていらっしゃる。ミーティングが終わって、トイレから皇居と三菱銀行を見下ろしていると何とも大きな違和感を感じざるを得なかった。

 写真の左隣の小さく見えるビルが、三菱東京UFJ銀行(だから長いっての)の本店です。TOKIAができるまではこの界隈でダントツの高さを誇っていたビルです。

 銀行の経営陣に話を聞いてみると、如何に高いところから世間を見下ろすかということに快感を感じているようで、銀行同士でも、「うちは○○銀行さんのビルよりも高い」などと、かげながら競っているらしい。

 その最もプライド高き、三菱銀行様すらも、眼下に従え、JPMorganChaseというアメリカの金融コングロマリットに見下ろされてしまっております。

 そのビルの中で、日本の金融業のグローバリゼーションを語られていても非常に外圧というか、脅威を感じました。

 銀行はともかく、最近のビルは皇居を見下ろすところが多い。しかも、上層階は外資系企業ばかり。  先日オープンしたばかりの「新丸の内ビル」



 この上層階には、シティグループ、キャピタルリサーチグループなど米国の金融機関がズラズラっと入ります。そのために最上階はレストランではなくジム施設を作ったとのこと。完全にテナントに迎合している。

 このビルからも、日本の街は眼下に見下ろされている。

 ここからだと、みずほコーポレート銀行(旧日本興業銀行本店)、三菱UFJ信託銀行、住友信託銀行などを眼下に臨めます。

 こういう外資系による日本の上空の領空侵犯が始まったのは、以前のことからであるが、象徴的なのは「六本木ヒルズ森タワー」だろう。

 上層階には、ゴールドマンサックス、リーマンブラザーズなどが入っており、日本を360度見下ろしています。

 同ビルは、「金まみれ企業」ばかり入居していたこともあり、「邪悪な感じのするビル」という印象がついてしまいました。

 楽天は、このビルから出たので、ひょっとしたら業績は回復基調に向かうのかもしれないなどと思っている。

 このように新しい高層ビルの上層部はほぼ外資系企業のエゴの塊の象徴とされてしまっている。

 東京は、外人たちに見下ろされている。

 このような状況にどう立ち向かっていくか(立ち向かう必要があるかどうか疑問もあるが)、本当に考えてみたいと思う。

 日本の金融機関、日本の事業会社、それよりなにより、日本に住んでいる方々、決していいものは外人に取られてはならない。日本のいいものは日本人の手で守っていこうではありませんか?

 などと、金曜のミーティングの違和感からこんなにナショナリズムの強そうな文章になってしまいましたが、私はふるさと日本のよいところをしっかりと残していきたいという気持ちが強いだけなので、お気になさらないでください。

 魂をしっかりと大事に持ち続け、誇りを持ち続けて生きていけるようにしたい。そのために日々をきちんと過ごしてまいろうと思いました。

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